肩を水平に回せは間違い
雑誌やレッスンなどで「肩を水平に回せ」という事を目にしたり聞いたりする事がよくあると思います。それは、間違いです。なぜなら、「水平」というのは、地面に対しての動きであって、背骨が前傾をとってアドレスしている以上、地面に対して水平の動きはありえない動きです。
「肩が下がっているよ」とか注意をする人がいますが、下がって当たり前です。
水平回転でなく、背骨に対する回転運動と理解したほうが良いと思います。
この動きを確認する解りやすい方法があります。雑誌を垂直にし、その上下の真ん中を指でつまみ回転させてみます。当然、垂直の状態であれば雑誌の両端は水平に回ります。
今度は雑誌を傾けて回転させると、片方の端が下がり片方がの端が上がります。
この両端が、肩になるわけです。
正しいアドレスをとり、前傾を保ちながらテイクバックをすると、左肩が下がりながらあごの下に入り、頭も上がらない(動かない)理想的なトップが完成します。肩の回りが足りないとか、思うように回らないと思っている方は、意識して肩を下げながら回してみるとスムーズに回ってくれるはずです。注意して欲しいことは、肩を下げようと意識しすぎて頭まで一緒に下げない事です。