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スパイン調整

スパイン調整

 
友人が新しいクラブを購入してきました。打たせてもらったら非常にいいボールが出て距離も出ていました。『このクラブなら』と思い買ってきました。しかし、全て同じスペックなのに友人のクラブのようなボールが出ない。また、シャフトの硬さや重さに何も問題も見当たらないにもかかわらず同じように振ってもヒールに当たったりトゥに当たったりジャストミートしない事など、経験したり話を聞いた事はありませんか。
 
これは、シャフトのスパインに原因がある場合があります。スパインとは、シャフトの製造段階で必ず出来てしまうシャフトの背骨みたいなものです。シャフトは円筒状に出来ておりカーボンシートを芯棒に幾重にも重ね合わせて作ります。その際、巻き始めと巻き終わりがあり、これがシャフトのやや硬い部分として残ります。これが背骨つまりスパインです。通常はこのスパインの位置をシャフトの真上か真下に設定する事により、シャフトのたわみ(トゥダウン量)を安定させる事が出来ます。
 
つまり、いつでも同じ量のトゥダウンが計算できますからプレイヤー自身が間違わなければ同じところをヘッドが通るという事になります。
 
スパインを計測するにはセンターフレックス測定器を使用し、最も数字の多い所をスパインとします。シャフトを回転させながら測定しますので、手ごたえでもはっきりわかります。スパインは必ずしも一本とは限りませんので最善のポイントに調整します。ヘッドが付いたままでの測定は、フェースを地面に垂直になるようにグリップ側を固定し、シャフトを水平に引き離してみます。スパインが合っていればヘッドは綺麗な水平運動をし、合っていなければ楕円形運動をします。こちらの事で解かりますように、一定の動きをするクラブとそうでないクラブではミート率にかなりの違いが出てきます。
 

スパイン調整
 

シャフトの文字がスパインの位置とは限りません。
 
一度自分のクラブも当店でチェックしてみてはいかがですか。
 
びっくりするほど振り易さとミート率が上がりますよ!!
 
 

スパイン調整前

 

スパイン調整後